車椅子で移動するなら公共施設に最低限あってほしいバリアフリー24

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車椅子対応のエレベーターがある

 車イスを利用するようになったって、行かなければならない場所も、行きたい場所もあります。本当であれば、旅行だってしたいはず。

しかし車イスを利用するようになると、仕方なく外出を諦めるようになってきます。外出先での移動やトイレ、食事、人に迷惑をかけるんじゃないかなどが気になってしまうからです。

介助をする子ども側にとっても同じような不安が付きまといます。車椅子の親御さんを、問題なく介助しながらお出かけできるのだろうかと。

そこで今回は、車イスを利用する高齢者にとって、もしくは車イスを利用する親御さんを介助するあなたにとって、公共施設に最低限あってほしい、バリアフリーなどの設備を24種類ご紹介したいと思います。

これらの設備がある程度揃っている公共施設であれば、車イスであっても比較的利用しやすい環境が整っています。

車イスを利用する本人にとっても、その介助者にとっても、ゆったり、安心・安全なお出かけを実現できます。

高齢者にオススメ!公共施設に最低限必要なバリアフリーなどの設備14

中心となる出入り口に段差がない

 歩行できる方であっても、高齢者が利用する公共施設に、最低限あってほしいバリアフリー設備は、『高齢者にオススメ!公共施設に最低限必要なバリアフリーなどの設備14』にて14種ご紹介してあります。

車椅子を利用されている方であれば、さらに以下の10の設備が用意されていると、非常に助かりますし、利用しやすいといえる設備になります、

エレベーター

車椅子対応のエレベーターがある

車椅子対応のエレベーターがある

 車椅子でも乗り降りできる広さのある、車椅子対応のエレベーターがあるととても助かります。階段しかない場合、職員が対応してくれる公共施設も中にはあります。

しかし、2〜3人の職員さんに担がれて運ばれるのは、注目を浴びますし、本人も恥ずかしいです。注目をされない環境であったとしても、「できる限り人のお世話になりたくない。迷惑になりたくない。」と考えるのは自然のことです。

エスカレーター

車椅子対応のエスカレーターがある

車椅子対応のエスカレーターがある

 車椅子を一度でも利用された方であればご理解いただけるかと思います。階段しかなく複数の職員さんに運んでもらうのと、車椅子対応のエスカレーターと、どちらが良いかと聞かれても困ることを。

車椅子対応のエスカレーターとは、車椅子専用のエスカレーターではないということです。普段は一般的なエスカレーターとして使われていて、職員さんに操作してもらって、車椅子でも乗れるようにしてもらうのです。

その間そのエスカレーターは通行止めされます。物珍しいので、他にお客さんがたくさんいるときには注目の的です。

車椅子利用者の外出が当たり前になり、車椅子利用者と、普通に歩行できる方の人数が変わらなくなり、車椅子専用のエスカレーターが当たり前になるまでは、人に注目されるのは仕方がないことです。

わかってはいても、やはり見られて良い気分にはなりません。できれば車椅子対応のエレベーターが理想ですが、ないのであれば、車椅子対応のエスカレーターがあるかどうか、介助する側にとって重要な選択基準の一つになります。

駐車場

障害者用の駐車場がある

障害者用の駐車場がある

 車椅子を利用する親御さんを車に乗せて公共施設に向かうのであれば、障害者用の駐車場があるかどうかはとても重要な選択基準になります。

一般の駐車場の場合、隣に駐車する車にぶつかるので、全開にドアを開くことが厳しいことがほとんどです。

そのため、車椅子を利用する方が車から降りる際には、駐車する前に車を止め、トランクから車椅子を取り出します。

ドアを全開に開いて車椅子を横付けし、車の座席から車椅子へと移乗介助。はじに寄せるか、もしくは歩道にて親御さんに待ってもらい、車を駐車します。

その間、後ろでは他のお客さんがそれを終わるのを後ろで待っていることが普通です。とてもやりづらいですし、悪いことをしているわけじゃないのに、申し訳ない気持ちになります。

障害者用の駐車場の場合、隣の駐車場とは140cm以上間が設けられています。そのため、車を駐車してから、車から車椅子への移動介助ができるのです。

ドアを全開に開けても、人一人が通れるほど隣の車と離れていますし、他のお客さんに迷惑をかけることもありません。

申し訳なくなる気持ちにもなりませんし、あおられているような感じにもなりません。落ち着いて、ゆっくり、安全な以上介助ができます。

おもいやり駐車場がある

おもいやり駐車場がある
 車椅子の親御さんを初めて公共施設に連れて行く息子・娘さんであっても、一般の駐車場だけの場合に比べて「障害者用の駐車場がある」方が、ゆっくり安全に車の乗り降りができることは想像できるかと思います。

しかし、そんなありがたい「障害者用の駐車場」も、実は足腰が不自由ではない人によ理使われてしまっている現状までは、実際にそれを目にするまでは想像できないかと思います。

本当に必要な人が使うことができず、必要としない人が利用しているのです。確かに混雑していて駐車できないときは、「障害者用の駐車場」を利用したくなるでしょう。

「外見だけでは分かりづらい障害を持つ方のお気持ち、ふと考えてみた。」なんて方は余りいらっしゃらないかと思うので、考えてみてください。

そのような分かりづらい障害を持つあなたは、堂々と「障害者用の駐車場」を使うことができますでしょうか。ちょっと気が引けますよね。

それらを防ぐために、「おもいやり駐車場」という制度が導入されつつあります。公共施設の強力と券が発行する「おもいやり駐車場利用証」を活用するこの制度。

障害を持つ方や出産予定のある方、ケガをされた方にだけ「おもいやり駐車場利用証」が発行され、「おもいやり駐車場」に駐車した際に「おもいやり駐車場利用証」をバックミラーなどにかけておかなければなりません。

一般の「障害者用の駐車場」の場合、一度車を駐車してしまえば、その持ち主、もしくはそのご家族に障害があるかどうか、ご本人達をみなければ分かりません。

車椅子に乗っていればご本人達をみて分かりますが、外見だけで障害があるかどうかわからない方もいるのです。

それに比べて「おもいやり駐車場」の場合、「おもいやり駐車場利用証」を交付された方しか利用することができません。

「おもいやり駐車場利用証」を交付される方は、障害者手帳や介護保険被保険証、母子健康手帳などを持っている方だけ。しかも車の中に「おもいやり駐車場利用証」を掲げるという仕組みから、車だけ見てはっきり区別できるのです。

そのため、「おもいやり駐車場」のある公共施設の場合、必要のない方に利用されていて使えないという心配が少ないですし、外見だけでは分かりづらい障害を持った方でも利用しやすくなっております。

トイレ

車イス対応トイレがある

車イス対応トイレがある

 一般的には「多機能トイレ」などと呼ばれています。広めに作られた個室トイレで、トイレには手すりが設置されています。

洗面台の鏡は斜め下を向いており、車椅子を利用する、低い視点の状態でも鏡が見やすく工夫されています。

洗面台の下がすっきり空いているので、自分の膝が洗面台の下まで入り、手が洗いやすくなっています。

ドアは広めの引き戸タイプ。車椅子に乗ったままでも、ドアの閉会が簡単です。鍵も大きなレバー型で、膝下あたりに設置されているので、車椅子でも様々な操作が容易なトイレです。

車椅子を利用されている方が、一般のトイレで用をたすことはほぼ不可能です。プロの介護職員であっても、一般のトイレでの介助は遠慮したいと考えるはずです。

これは、車椅子を利用されている方は、多機能トイレでしか基本的にトイレすることができないということになります。

オストメイト対応のトイレ

オストメイトの方は、「オストメイト対応のトイレ」かどうかも確認しておく必要があるかと思います。

成人も使用できる大型のベッドがある

成人も使用できる大型のベッドがある

 一般的には「ユニバーサルシート」と呼ばれています。多くはトイレに設置されており、子どものおむつ替えだけでなく、高齢者、障害者等の大人もオムツ交換をできる大型のベッドのことをいいます。

子供にも、オムツを交換しなければならない時というのがあります。それは高齢者や障害を持った方も同様。

オムツを利用している方は、オムツ交換を必要としない短い期間だけの滞在予定にしたり、トイレによってある程度自分の行動が制限されてしまいがちです。

成人も使用できる大型のベッド「ユニバーサルシート」がより一般的になれば、オムツを利用している方でも、外出の制限を減らすことができます。

一度そのような嫌な思い出が残ってしまうと、本人はもちろん、介護するご家族だって外出が嫌になるはずです。

「ユニバーサルシート」がある公共施設であれば、不測の事態にだって対応できますので、嫌な思いを最小限に抑えることができます。

オムツを綺麗なものに交換できれば、その後の行動も気持ちよく継続することができます。

緊急を知らせる呼び出しボタン(ランプ、ブザー等)がある

緊急を知らせる呼び出しボタン(ランプ、ブザー等)がある

 車椅子の利用はしていても、比較的認知は進行しておらず、トイレもほとんど自分でできる高齢者も少なくはありません。

そのような方の場合、トイレは一人で行っているはずです。もちろん、ご家族と一緒じゃなくても、一人で買い物に行くことができる方もいるかと思います。

車椅子を利用する親御さんがお母さん(義母さん)で、介助するご家族が息子(義理の息子)の場合だって考えられるのです。

そのような状態で、親御さんが一人でトイレに入っていた場合、もしものことがることも考えられます。

そんな時「緊急を知らせる呼び出しボタン(ランプ、ブザー等)がある」公共施設であれば安心です。

親御さんがそのボタンを押してくれれば、発見が遅れないで済むからです。一人で外出できる親御さんであればなおのこと。ご家族が一緒にいないのであれば、もしもの時の発見がさらに遅れてしまいます。

その他

車イスの貸出しをしている

車イスの貸出しをしている

 必ずしも必要なわけではありませんが、「車イスの貸出しをしている」公共施設は安心です。例えば、車に積んできた車イスが故障してしまう場合も考えられます。

トランクが小さく、車イスを車に積んでいけないことだって考えられます。両親ともに車イスで、車イスが一台しか載せられない場合、別々にお出かけするか、往復しなければならないのでしょうか。

「車イスの貸出しをしている」であれば、必ずしも車イスを持ってく必要がありませんし、故障などの不測の事態が発生しても安心です。

車イス対応の公衆電話がある

車イス対応の公衆電話がある

 これも必ずしも必要な設備ではありませんが、一人で外出する車イスを利用する親御さんであれば、あると安心な設備です。下でご紹介する介護タクシーを呼ぶ際にも必要な場合があります。

スマホで電話の操作ができる方でも、充電が切れてしまう場合も考えられます。普通の公衆電話では、何かがあった時に連絡が難しいですが、「車イス対応の公衆電話がある」公共施設であれば、車イスでも何の苦労もなく電話できます。

タクシーのりばがある

タクシーのりばがある

 介護タクシーであれば、車椅子の方でも様々な場所に容易に移動することができます。介護タクシーの運転手さんは、運転のプロであり、介護のプロでもあるからです。

しかし、目的の公共施設にタクシーのりばがない場合には、お互いに苦労することになります。タクシーのりばがない場合の乗り降りを、どこでするのかという問題があるからです。

介護タクシーの介護保険適用範囲となる目的地は、通院や市役所、金融機関や介護施設、生活必需品の買い物などに限定されます。

それ以外の目的地の場合、移送のみ。介護をしてくれたとしても全額自己負担です。一般的には、目的地到着後は自分一人で行動することになるかと思います。

この場合、帰りも介護タクシーを呼ぶことになるでしょうが、どこで乗り降りするのでしょうか。乗り降りできる場所まで一人で移動することになるかもしれません。

ですからもし、車椅子を利用される方が一人で外出される場合、公共施設選びにおいて、タクシー乗り場があるかどうかはとても重要な選択要因となります。

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