高齢者の家庭内事故の63.7%は、たった2つの場所と7つの原因から

  • 2017年8月7日
  • 2020年12月17日
  • 住まい

 高齢者が日常生活の中で一番ケガをしやすい場所、どこだかご存知でしょうか?平成25年3月 28日、独立行政法人国民生活センターに公表された『医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故 -高齢者編-』によると、65歳以上の高齢者が事故を起こす場所の77.1%が住宅内であることがわかっています。あなたの親御さんの自宅は大丈夫ですか。今回は高齢者の家庭内事故の原因をご紹介します。

5つのリフォーム箇所と2つの改善ポイントについては『親の家庭内事故を防ぐ!4つのリフォーム箇所と3つの改善ポイント』をチェック。

住宅改修については『親御さんの自宅のリフォーム料金が19万円も安くなる住宅改修とは?』をチェック。

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1、居室

 『医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故 -高齢者編-』によると、家庭内事故発生場所で1番多いのは居室です。家庭内事故発生場所の割合はなんと45%。原因は段差、毛布やカーペット、配線、靴下、床(畳、フローリングなど)です。

①段差[住宅改修の対象]

段差

 段差といえば階段。と思いがちですが、段差は階段だけではありません。私たちにとって、なんら大きな意識を傾けることもない3cm以下の小さな段差。高齢者にとって、この小さな段差も脅威です。

 例えば、和室と洋室の間などにある3cm程度の小さな敷居。高齢者の歩行は、身体機能の低下とともにバランスが悪くなってきます。このバランスをできるだけ保とうとした場合、自然と「すり足」になります。氷の上を歩くイメージ。わかりますよね。

 氷の上に限らず、常に「すり足」の高齢者にとって3cm程度の段差ですら、とても大きな脅威になるのです。「長年ここで暮らしているんだから大丈夫よ。」と親御さんは言うかもしれません。しかし、「慣れすぎは侮りのもと」ということわざに習わなければなりません。

②床(畳、フローリングなど)[住宅改修の対象]

滑りやすい床素材、滑りにくい床素材

 床は材質によって滑りやすさが大きく違ってきます。皆さんも経験上わかっているかと思いますが、フローリングや畳はとても滑りやすい材質です。滑りやすくない場所ですら氷の上のように「すり足」な高齢者。滑りやすい床ならなおのこと危険です。

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③靴下とスリッパ

靴下とスリッパ

 これも経験上皆さんご存知ですね。靴下とスリッパは非常に滑りやすい。若い人でも場合によっては転倒する可能性が高い。とても危険です。居室ではスリッパを履きませんので、靴下が注意です。裸足が一番。

④障害物(毛布やこたつ、カーペット、配線)

 いわゆる障害物です。毛布やこたつ、カーペット、配線などが障害物のいい例です。1cm以下の段差であっても高齢者にとって脅威になります。そのことを考慮して、常に障害物を取り除きましょう。親御さん本人やその家族、またはホームヘルパーさんがマメに整理整頓するしか手はありません。

2、階段の手すりと滑り止め(張替え)、照明

階段のリフォーム(住宅改修)

 『医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故 -高齢者編-』によると、家庭内事故発生場所で2番多いのが階段です。家庭内事故発生場所の割合は18.7%。原因は手すりがない、滑りやすい、暗いなどです。

 階段は、事故の多い場所としては2番目ですが、怪我の原因となる設備では1番多い場所です。しかも、階段での事故は入院に至るような大怪我だけでなく、死亡事故まで発生しています。

⑤手すり[住宅改修の対象]

 高齢者にとって、階段に手すりは必須です。氷の階段を上り下りするイメージ。とても怖いですね。もしトイレに目が覚めた時、手すりがない状態で、転落せず、氷の階段を上り下りできるでしょうか。高齢者はそのような状態で階段を上り下りしています。

⑥滑り止め・張替え[住宅改修の対象]

 氷の階段に滑り止めがついていなかったら、非常に怖いと思いませんか。滑り止めがついた階段、滑りにくい材質で作られた階段。いろいろありますが、何の対応もなされていない階段は危険です。特に、靴下やスリッパとの相性は最悪。

⑦照明

 階段はとても暗くなりやすい場所です。天井にぶら下がる照明を、自分の体で遮ってしまうからです。暗いと、階段を踏み外したり、手すりを掴み損ねたりしてとても危険です。高齢者は特に、明るい場所から暗い場所、暗い場所から明るい場所への対応がとても難しいので照明は重要です。

 いかがでしたか?今回は高齢者の家庭内事故の原因をご紹介しました。これであなたも、親御さんも、納得してリフォームや事前対策を考えることができるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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